「鼻つくような臭い…」豊洲市場の“地下”を初取材[2016/09/16 16:58]
16日に公開された豊洲市場の「地下空間」は、青果棟・水産卸売場棟・水産仲卸売場棟の3カ所です。実際に地下空間に入ってみて、どのような印象を持ったのでしょうか。豊洲市場から報告です。
(社会部・内田直人記者報告)
まず、地下空間に入ってみて感じたのは臭いです。なかなか嗅いだことのないような臭いで、あえて言うなら新しい建物に入った時の臭いとどぶの臭いが混ざったような鼻につーんとする感じでした。また、湿気がかなりあり、ムシムシした感じで取材しました。
(Q.入る途中から臭いがしたということだが?)
扉が開いていたからだと思いますが、入る直前から臭いがし始めました。
(Q.入ってみると広いということだが?)
青果棟は天井が高いということもあり、とても広く感じました。奥の方はライトが届かず、見ることができませんでした。
(Q.先日、地下に入った都議団の人が手で触ったらひりひりしたと話していたが、今回の取材はどこまで許された?)
中に入って自由に動き回ることは可能でした。ただ、事前に都側から説明があり、採水したり水を測ったり、手を付けることはやめるようにと注意がありました。その理由については、再招集される専門家会議の人から「現状を保存してくれ」と言われているということで、都側でそう判断したという説明がありました。
(Q.青果棟と水産卸売場棟の2つはどういう違いがあったか?)
青果棟はかなり天井が高く、水産卸売場棟は低かったです。上にコンクリートがきているからだと思いますが、配管は私の目の前を通っているものもあり、かなり圧迫感があると感じました。
(Q.水は青果棟の方が多くたまっているか?)
青果棟の方はコンクリートが敷かれている部分もありましたが、私の見る限り、乾いているむき出しの部分はありませんでした。水産卸売場棟の方は乾いている部分も見られました。
(Q.青果棟に多くたまっていた水の濁り具合は?)
長靴を履いて入ったのですが、最初は透明でした。取材しているうちに多少、泥が上がってきましたが、基本的には透明でした。