政務活動費の不正受給で元市議「選挙活動費に流用」[2016/09/20 05:58]

 富山市議会で5人分の市議の政務活動費74万円余りが不正受給された問題で、先月、辞職した元市議が「自分一人で現金を取得し、選挙活動費に流用した」と話しました。

 問題となっているのは、富山市議会の2013年4月分の政務活動費合わせて74万5000円です。当初、女性事務員が「自民党会派の市議5人に現金を渡した」と証言し、後に撤回するなど5人の市議の関与が疑われていました。しかし、すでに辞職した中川勇元市議が19日に会見を開き、「白紙の領収書を使用し、全額を一人で不正受給した」と改めて認めました。中川元市議はこの政務活動費を自身の選挙費用に充てたということです。このほか、富山市議会では19日、市田龍一議長の不正受給も明らかになり、市田議長は20日午前に辞職願を提出する予定です。

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