“増水”に警戒を 現在の全国の河川の状況は?[2016/09/20 17:11]

 台風が接近する関東では、今後、河川の増水などに警戒が必要です。監視を続けている国土交通省の関東地方整備局から報告です。

 (社会部・門秀一記者)
 さいたま市にある関東地方整備局の司令室では、川に設置したカメラを通じて、モニターを切り替えながらリアルタイムで水位を監視しています。例えば、モニターには東京・大田区での多摩川の様子が映っていて、雨が打ち付けられている様子が分かります。山梨県の久慈川では、白い波が立って川の流れが激しくなっていることが分かります。また、指令室には全国の河川の情報も集まっています。こちらにある日本地図は氾濫危険水位に達するほど赤くなるのですが、近畿と四国地方で氾濫危険水位に達している河川があります。関東では現在のところ、氾濫危険水位に達している河川はありません。また、これらの情報は、国土交通省の「川の防災情報」でパソコンやスマートフォンで検索して見ることができます。国交省の担当者は「的確な避難行動に役立ててほしい」としています。

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