もんじゅ見直しで地元反発　「無責任極まりない」[2016/09/22 05:51]

　政府が「もんじゅ」について抜本的な見直しの方針を示したこと対し、地元の福井県からは反発の声が上がっています。

　福井県・西川一誠知事：「今まで地元に全く説明がないまま、廃炉も含めて抜本的な見直しを行うとの考え方が示されていることは、政府の無責任極まりない対応で誠に遺憾である」
　福井県の西川知事は、閣僚会議の内容を報告するため福井県庁を訪れた松野文部科学大臣に対して、事前に政府の方針が伝えられていなかったと不満をあらわにしました。そのうえで、もんじゅの抜本的な見直しは場当たり的な対応だと批判しました。さらに、同席した福井県敦賀市の渕上市長も「廃炉ありきの話ではないか」と政府の方針に釘を刺しました。これに対して松野大臣は「地元の意見を真摯に受け止め、しっかり説明しながら議論を進めたい」と述べるにとどめました。