「パリ協定」批准に向け 臨時国会に議案提出へ[2016/09/23 18:28]

 山本公一環境大臣は、地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」の批准に向け、来週からの臨時国会に議案を提出する考えを示しました。

 山本公一環境大臣:「成立を臨時国会のなかで図っていくことに全力を挙げていかなければならない」
 「パリ協定」の発効には少なくとも55カ国が批准し、これらの国々の温室効果ガス排出量が世界全体の55%以上を占める必要があります。現在、60カ国が批准し、その排出量は約48%です。排出量が全体の3.8%を占める日本は批准できていません。これについて山本大臣は、23日の会見で「環境分野の国際舞台で、日本の立ち位置が不利になるのではないかと焦燥感を覚えている」と述べました。そのうえで、26日からの臨時国会に国会承認を求める議案を提出し、早期の批准を目指す考えを示しました。

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