今も5人の行方分からず 御嶽山噴火2年、課題は…[2016/09/27 11:50]

 58人が死亡した御嶽山の噴火から27日で2年です。麓の長野県木曽町で追悼式が営まれています。

 (仁科賢人記者報告)
 27日午前、木曽町の式典会場では遺族や地元山岳関係者が参列する追悼式が始まりました。噴火時刻の午前11時52分に黙祷(もくとう)を捧げ、遺族代表のあいさつや献花などをして犠牲者を追悼します。おととしの噴火災害では58人が死亡し、今も5人の行方が分かっていません。噴火したのは週末の昼時で、山頂周辺には大勢の登山者がいました。当時は火口から4キロの範囲が入山禁止となりましたが、段階的に緩和され、今は火口からおおむね1キロ、9合目まで上ることができるようになっています。ただ、登山や観光で訪れる人は落ち込んでいて、山の安全対策の強化や観光の復興が課題です。

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