福島第一原発 放射性物質の8割が復水器内に集中[2016/09/29 00:05]

 福島第一原発の建屋の地下に高い濃度の汚染水がたまっている問題で、放射性物質の約8割が復水器の中の汚染水に集中していることが分かりました。

 福島第一原発の建屋の地下などには約7万トンの高濃度汚染水がたまっていて、その危険性が指摘されています。この汚染水のうち、復水器と呼ばれる蒸気を水に戻す装置の中にたまっている約2000トンに全体の放射性物質の約8割が集中していることが新たに分かりました。復水器の中の2000トンを取り除けば汚染水のリスクが大幅に減ることから、原子力規制委員会は東電に対し、早期の移送や浄化ができるかどうか検討するよう指示しました。

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