豊洲地下水からベンゼンとヒ素　初の基準値超え[2016/09/30 05:51]

　東京都は豊洲市場で行っている地下水のモニタリングで、基準値を超えるベンゼンとヒ素が合わせて3カ所で検出されたと発表しました。

　基準値を超えるベンゼンとヒ素が検出されたのは、青果棟がある5街区の敷地で8月末に採取された地下水です。ベンゼンの基準値は1リットルあたり0.01ミリグラムですが、今回は2カ所で0.014ミリグラム、0.011ミリグラムのベンゼンが検出されました。また、ヒ素は1カ所で基準値が1リットルあたり0.01ミリグラムのところ、0.019ミリグラムが検出されたということです。都は2年前から定期的に地下水を検査していて、今回が8回目でした。土壌汚染対策後に基準値を超えるベンゼンなどが検出されたのは初めてです。