ノーベル医学生理学賞に東工大栄誉教授の大隅良典氏[2016/10/03 18:36]

 今年のノーベル賞が発表され、医学生理学賞に東京工業大学栄誉教授の大隅良典氏(71)が選ばれました。日本人のノーベル賞受賞は25人目です。

 大隅氏は、細胞内で不要な物質や有害物質を分解して健康を維持する「オートファジー」という現象を世界で初めて肉眼で観察し、メカニズムを解明しました。このオートファジーをうまく調節できれば、細胞内に不要なたんぱく質がたまって発症するとされるパーキンソン病やアルツハイマー病の予防や治療に役立つ可能性が高く、世界中で研究が進められています。今回の受賞を受けて大隅氏は3日夜、東京工業大学で記者会見を行う予定です。日本のノーベル賞受賞者は25人目で、初めて3年連続の受賞となります。

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