名産のトマトも灰かぶり…農家に影響 生活に不安も[2016/10/08 16:34]

 熊本県の阿蘇山で36年ぶりに爆発的噴火が起きました。気象庁は、噴火警戒レベルを「入山規制」のレベル3に引き上げ、今後の噴火に引き続き警戒を呼び掛けています。熊本県阿蘇市内から報告です。

 (菅原知弘アナウンサー報告)
 すでに近隣の住民に影響が出始めています。この辺りは火口から7キロ付近で、大量の火山灰が降り積もった場所です。そもそも灰がたくさんあるうえに、3時間ほど前から雨が降ってきた影響で、泥のようになってきました。さらに非常に粘り気もあるので、滑りやすくなっています。歩行者は転倒に、走行する車にとっても、タイヤの溝に灰が入り込むのでスリップにそれぞれ注意が必要です。今回の灰は、農家にも影響をもたらしています。アスパラガス農家のビニールハウスは、灰をかぶって日を遮るようになってしまい、ビニールごと変えなければならないということです。熊本名産のトマトも灰をかぶってしまい、すでに出荷ができないということです。こういった状況が市内の至る所で広がっています。大きな地震があった熊本県に、またも大きな負担がのしかかっています。

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