新東名と東北道の一部区間で最高速度110キロに[2016/10/13 14:36]

 警察庁は、岩手県と静岡県の高速道路の一部の区間で、試験的に普通車の最高速度を10キロ引き上げ、時速110キロにすることを決めました。

 最高速度が引き上げられるのは、東北自動車道の花巻南インターチェンジと盛岡南インターチェンジの間の上下線約30キロと、新東名高速道路の新静岡インターチェンジと森掛川インターチェンジの間の上下線約50キロです。これまで、普通車の高速道路での最高速度は時速100キロでしたが、道路によっては120キロで走っても安全とされる設計で、渋滞の解消などのためにも、警察庁の有識者会議が制限速度引き上げを提言していました。警察庁が全国を調べたうえで、直線が長く、事故が少ないなどの理由から、岩手県と静岡県の2区間で最高速度を10キロ引き上げることとしました。警察庁は来年度中に、道路標識の付け替えなどを終えて運用を始めたいとしています。今回の2カ所は試験的な引き上げですが、大きな事故がなく、渋滞が緩和されるなどすれば、他の高速道路での引き上げや、さらに最高速度を上げることも検討するということです。

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