富士山の現地調査の結果を公開 日本火山学会[2016/10/14 07:06]

 日本火山学会で48年ぶりに改訂された富士山の地質図について、現地調査の結果が初めて報告されました。

 日本火山学会の大会は、山梨県富士吉田市で13日から3日間の日程で開催されていて、初日はまず、富士山を研究する9人の専門家が最新の知見を発表しました。富士山の地質図は今年3月に48年ぶりに改訂され、新たに割れ目噴火があったとされる場所などが加わっていました。専門家はこれらの場所に新たに穴を掘って再び調査していました。その速報値が大会で発表され、地層のデータが初めて公開されました。これは、改訂された地質図の内容を裏付けるものだということです。現在のハザードマップには改訂された地質図が反映されていないため、山梨県などは新たなハザードマップの作成の検討に入っています。
 富士山科研・吉本充宏主任研究員:「我々は基礎資料を着実に更新しながら、いいものを作っていけるようにしていくことが必要だと思っています」

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