国の指針7倍の水銀 専門家「直ちに人体影響ない」[2016/10/16 00:18]

 豊洲市場の建物の下にある地下空間の空気から国の指針の7倍の水銀が検出されたことについて、専門家会議は、検出された水銀はごく微量で直ちに人体に影響はないとの見方を示しました。

 豊洲市場の建物の下に盛り土がなかったことが判明したことを受け、再び招集された専門家会議の初会合が15日、築地市場で開催されました。会議では、先月末と今月初めの空気測定で、青果棟と水産卸売場棟の地下ピットから最大で国の指針の7倍の水銀が検出されたことが報告されました。専門家会議は、検出された水銀はごく微量で直ちに人体に影響しないとする見方を示しました。そのうえで、原因が判明するまではピット内を現状のまま維持するよう都側に求めました。会議は公開で行われ、築地市場の関係者ら約100人が出席しました。

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