栃木県の汚染ごみが“半減” 環境省が推計[2016/10/18 05:57]

 栃木県で発生した放射性物質を含む汚染ごみについて、その半分以上が時間の経過で放射能が基準を下回り、普通のごみになったとの推計が示されました。

 環境省によりますと、福島第一原発事故で発生した栃木県内の汚染ごみ1万3500トンについて、半分以上にあたる7000トンから8300トンが指定基準を下回る放射能の濃度になったとみられるということです。一方で環境省は、160カ所で分散保管されている汚染ごみについて十数カ所程度まで集約して、一時、保管する考えを示しました。最終的には1カ所の処分場に集める方針に変わりはないとしていますが、候補地の栃木県塩谷町の反発が強いことに加え、汚染ごみが大幅に減ったことが背景にあるとみられます。

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