韓国での開催も検討…ボート会場見直し案受け IOC[2016/10/18 11:45]

 2020年東京オリンピックのボート・カヌー会場について、IOC(国際オリンピック委員会)が「海の森水上競技場」での開催が困難な場合には、韓国での開催を検討していることが分かりました。

 東京都の小池知事は、海の森水上競技場を宮城県の長沼ボート場に変更する案を含む開催計画の見直しを検討しています。IOCや国際競技団体などは「現在の計画が国内ではベスト」と評価していて、日本側との調整が難航した場合は、韓国中部の忠州(チュンジュ)市のボート場での開催を検討していることが大会関係者への取材で分かりました。このボート場は、2014年アジア大会で使用された実績があります。未来のオリンピックの在り方を示したIOCのアジェンダ2020では、開催国以外での競技実施を容認することが記載されています。また、都は海の森水上競技場の整備費491億円について、今後、IOCなどと協議をしたうえで300億円前後にまでコスト削減する方向で検討していることを明らかにしました。

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