鳥取で2800人以上が避難「1人だと怖いので…」[2016/10/22 11:46]

 震度6弱を観測した鳥取県倉吉市では、住宅の壁が崩落したり住宅の屋根瓦が崩れたりしました。JR倉吉駅前から報告です。

 (社会部・土居由知記者報告)
 JR倉吉駅から約400メートルほどの場所では、ビルの外壁が崩れて2階、3階の部分にかけて鉄骨がむき出しの状態になり、重機を使った回収作業が進められています。倉吉市内では断続的に短い余震が続いていて、そのたびに建物が揺れるゴーという音がしました。21日午前7時現在、鳥取県内では約2800人が避難所で不安な夜を過ごしました。
 住民:「きつい余震があったので、避難所にいても(自宅が)どうなっているか心配。1人だと怖いので(夜は)ここに来させてもらいたいですね」
 一方、倉吉市内では34の建物が一部損壊したほか、多くの住宅で屋根瓦が崩れる被害が発生しました。そのため、屋根を補修するためのブルーシートを求めて多くの住民が市役所に列を作りました。市はブルーシートを4800枚用意していましたが、足りなかったため整理券を配布してブルーシートを追加発注しているということです。また、ライフラインですが、停電は21日のうちに解消しましたが、一部の地区で断水は続いているということです。

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