避難所の小学校が断水 月曜からの授業再開に影響も[2016/10/23 11:45]

 震度6弱の地震が起きた鳥取県倉吉市では、避難所になっている小学校でも給水タンクが壊れて断水が続き、トイレが使えないなど避難生活に影響が出ています。

 (社会部・吉田遥記者報告)
 鳥取県の倉吉市立明倫小学校では約120人が不安な夜を過ごしました。その小学校ですが、屋上にある給水タンクが大きく傾いてしまっています。給水タンクには大きな穴が開いていて水をためられなくなっているため、小学校全体が断水となっています。そのため、23日朝から自治体などによって給水活動が行われていました。また、今まではバケツに水をくんでトイレを流していましたが、5台の仮設トイレが設置されました。
 明倫小学校・谷口章人教頭:「早急に対応して頂いているが、まだ直っているという状況ではない」
 また、倉吉市内の18ある公立小中学校の約4200人に給食を提供している給食センターも地震で大きな被害を受けていることが分かりました。調理場や洗い場では天井や壁の板が剥がれて散乱するなど調理ができない状態で、こちらも再開のめどが立っていないということです。教育委員会は、24日から通常通り授業を再開することにしていますが、給食については、当面、外部の業者からパンと牛乳を調達して対応するとしています。

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