「もんじゅ」検証会議が復活 廃炉に“待った”[2016/10/26 08:02]

 廃炉が検討されている高速増殖炉「もんじゅ」について、文部科学省は再稼働した場合の成果などを検証する会議を3年ぶりに復活させました。

 文科省の会議は3年前と同じ専門家が参加し、これまでのもんじゅの研究成果や再稼働した場合に期待される成果などを改めて検証しました。もんじゅは1995年のナトリウム漏洩(ろうえい)事故以降、トラブルが相次ぎ、ほとんど運転できない状態が続いています。再稼働には5400億円以上の費用が掛かる見込みで、経済産業省主導の有識者会議で廃炉を視野に見直しが検討されています。文科省は会議を通じてもんじゅの成果を強調し、廃炉ありきの議論に待ったを掛けた形です。

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