三笠宮さま ご逝去 皇族で最高齢の100歳[2016/10/27 11:00]

 東京都内の病院に入院していた昭和天皇の弟・三笠宮さまが亡くなられました。100歳でした。

 宮内庁によりますと、三笠宮さまは27日に東京・中央区の聖路加国際病院で息を引き取られました。皇族で最高齢の100歳でした。三笠宮さまは5月に急性肺炎の診断を受け、聖路加国際病院に入院されました。肺炎は完治しましたが、その後、心臓の働きが弱くなる症状があったためそのまま入院されていました。三笠宮さまは、1915年12月2日に大正天皇の第4子として誕生されました。学習院中等科を経て陸軍士官学校に進み、1941年に陸軍大学校を卒業されました。第2次世界大戦中は参謀として中国大陸に赴かれた「軍人」でもありました。戦後は、古代オリエントの歴史学者として知られ、中近東文化センターや日本・トルコ協会の名誉総裁を務められました。去年12月に100歳を迎えられた際には「100歳を迎えるからといって、これまでと何ら変わることはありません。70年以上にもわたり、私を支えてくれている妻・百合子に感謝しつつ、楽しく穏やかな日々を過ごしていきたいと思います」と文書で感想を述べられていました。

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