61人分の遺骨の歯を誤って焼失か 厚労省が謝罪[2016/10/29 10:56]

 厚生労働省は、旧ソ連に抑留された日本人の遺骨を収集する事業で、DNA鑑定する前の61人分の歯を誤って焼いてしまった可能性が高いとして謝罪しました。

 日本人抑留者の遺骨収集事業では、11日から厚労省の職員2人が現地に派遣されました。職員らは61人分の遺骨からDNA鑑定をするための歯を採取して袋に入れていましたが、22日にその袋がなくなっていることに気が付きました。周辺を捜したところ、たき火のなかから焼けた歯の一部などが見つかったということです。厚労省は「現地の作業員が誤ってたき火に入れた可能性が高い」としたうえで、「ご遺族の皆様や関係の皆様に心よりおわびする」と謝罪しました。

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