懲戒処分の検討を指示 “盛り土なし”8人に責任[2016/11/01 20:04]

 豊洲市場の建物の下に盛り土がなかった問題で、東京都は2011年8月の会議で盛り土をしないことが決まったとし、当時の幹部ら8人について責任は免れないとする第2次報告書を公表しました。

 豊洲市場の問題を巡っては、9月30日に東京都による自己検証報告書が公表されましたが、誰が、いつ、盛り土をしないことを決めたのか特定されていませんでした。小池知事はその後、さらなる調査を指示し、1日に第2次報告書が公表されました。この報告書によりますと、2009年2月に敷地全体に盛り土をすることが都の方針として決定しましたが、2011年8月の部課長級会議において盛り土をせず、地下にモニタリング空間を設置することが担当部署のなかで決まったということです。さらに、この当時の中央卸売市場長ら幹部8人について、責任は免れないともしています。小池知事は会見で、懲戒処分を検討するよう指示したことを明らかにしました。当時、市場長だった中西充副知事は取材に応じ、「盛り土のことは知らなかったが、言い訳にならない。最高責任者としての責任はある」などと述べました。また、今回の再調査で小池知事は、石原元知事からも話を聞きたいとしていました。

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