警視庁 爆発物処理の競技会開催 毒ガステロも対応[2016/11/09 23:46]

 海外で爆破テロが相次いでいることから、警視庁の9つの機動隊とテロや災害で活動する特殊な車両を持つ特科車両隊が参加し、爆発物処理の技能などを競う大会が開かれました。

 競技会は9日、東京・立川市の警視庁の訓練場で行われ、爆発物の処理や、毒ガスや生物兵器を使ったテロに対処できる機動隊員ら約160人が出場しました。競技は路上に置かれた爆発物をX線で撮影して内部の構造を解析する作業と毒ガステロに対する除染や救助作業の2種目で、危険物の知識や作業の正確さを競いました。この競技会は2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けたテロ対策の一環で、今年は第二機動隊が優勝しました。警視庁の緒方禎己警備部長は「競技の結果をバネに、4年後の東京大会に向けて努力と研鑽(けんさん)を続けてほしい」と話しています。

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