天皇陛下とインド首相懇談 環境問題などでやり取り[2016/11/11 13:00]

 天皇陛下が11日、インドのナレンドラ・モディ首相と懇談されました。

 天皇陛下は午前10時半から皇居の御所で、インドのモディ首相とヒンディー語の通訳を介して20分ほど懇談されました。モディ首相にとってこれが4回目の来日で、陛下との懇談はおととし9月以来、2回目です。陛下が1960年にインド北部を、2013年には南部をそれぞれ訪問した際の感謝の気持ちを伝えられると、モディ首相が「インドは広い国なのでぜひもう一度、ご訪問頂き、お世話させて頂ければと思います」と申し出たということです。陛下は「お気持ちに感謝します」と答えられました。また、陛下がインドの環境問題について質問されると、モディ首相は「インドは若い国で急速に経済発展していますが、国内の環境問題に積極的に取り組んでいます。インドには自然を敬い、大切にする伝統があります」と答えたということです。最後に陛下が「良い訪日になることを希望します」と声を掛けられたということです。モディ首相は12日まで日本に滞在します。

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