津波警報は解除 注意報は継続 福島沖でM7.4[2016/11/22 10:05]

 22日朝早く、福島沖を震源とする大きな地震があり、津波が押し寄せました。津波警報は解除されましたが、注意報が出ていますので、引き続き沿岸にいる人は注意して下さい。

 午前5時59分ごろ、福島県、茨城県、栃木県で最大震度5弱を観測する地震が発生しました。地震の規模を示すマグニチュードは7.4で、震源の深さは約25キロということです。この地震によって津波が発生、すでに宮城県の仙台港では午前8時3分に1メートル40センチの津波を観測しました。地震の影響で、福島第二原発3号機の使用済み燃料プールの冷却ポンプが一時、停止しましたが、約1時間半後に復旧しました。警察庁に入った情報によりますと、この地震で福島県内で少なくとも60代の男性と70代の女性の2人がけがをしたということです。また、千葉県によりますと、この地震で松戸市の78歳の女性が自宅のベッドから転落して右肩を脱臼するけがをしました。救急搬送されましたが、命に別状はないということです。交通機関への影響ですが、JR東日本によりますと、常磐線の取手駅といわき駅の間の上下線で地震の直後から運転を見合わせています。このほか、在来線は総武線や京葉線など、千葉県を通る路線の多くで遅れが出ています。東北・上越・北陸・東海・山形の新幹線は地震直後に一時、運転を見合わせましたが、現在は再開しています。私鉄各社についても大幅な遅れは出ていません。

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