待機児童巡り小池知事に注文 区長、市長と意見交換[2016/11/22 20:09]

 東京都の小池知事は待機児童解消に向けた緊急対策会議を開き、出席した区長や市長らと保育施設の整備や保育士の確保などについて意見交換を行いました。

 小池知事:「都民ファーストの視点で区市町村と連携して待機児童対策、働き方改革を進めていきたいと考えています。特に、保育士の確保は、待遇の改善、処遇改善と合わせて保育士の職場復帰を後押ししていくことも重要かと」
 会議には30人の区長や市長らが出席し、保育施設整備のための都有地の活用や規制緩和、都の財政的支援などを求める声が相次ぎました。東京・大田区の松原区長は「保育士の資格を持つ人は4割しか働いていない」などと述べ、都がリーダーシップを取って保育士の待遇改善や人材育成に取り組むよう求めました。また、都や区などが補助する認可外の保育施設に通う児童の一部が「隠れ待機児童」としてカウントされていることに「おかしい」といった声も上がりました。

こちらも読まれています