山車が夜の街彩る ユネスコ無形文化遺産「秩父祭」[2016/12/04 00:23]

 埼玉県秩父市で、ユネスコの無形文化遺産に登録された「秩父祭」がクライマックスを迎え、6基の山車(だし)が熱気に包まれた夜の街を彩りました。

 威勢のいい掛け声と太鼓の音に導かれ、「笠鉾(かさほこ)」や「屋台」と呼ばれる山車が引き回されます。秩父祭は、京都の祇園祭や岐阜の高山祭と並んで「日本三大曳山祭」の一つに数えられています。ユネスコの無形文化遺産に登録されたこともあって2日間で過去最高の38万6000人が訪れ、沿道は詰め掛けた人たちで動けないほどになりました。30年以上、山車の組み立てをしてきた職人は「無形文化遺産への登録で、より多くの人に祭を知ってもらえてとてもうれしい」と話していました。

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