「公共の建物内、例外なく禁煙に」日本医師会など[2016/12/08 07:04]

 受動喫煙防止に向けて国が示した制度案で「喫煙室」の設置を認めているのは対策として不十分だとして、日本医師会などでつくる団体が建物内を例外なく禁煙にする制度にするよう国に求めました。

 厚生労働省が示している受動喫煙防止対策の制度案では、原則として建物内の喫煙を禁止していますが、飲食店やホテルなどサービス業は施設内に喫煙室を設けることが認められています。これについて日本医師会などでつくる「禁煙推進学術ネットワーク」は、公共の建物内を例外なく完全に禁止にする制度にするよう厚労省に要望しました。禁煙推進学術ネットワークは今の制度案について一定の評価をしながらも、不十分な点があり、「受動喫煙は国際的にも非常に大きな問題なので、東京オリンピックまでに対策を取る必要がある」と指摘しています。

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