宮城で2m超の津波の痕を確認 福島県沖地震で[2016/12/08 19:47]

 先月22日に起きた福島県沖を震源とする地震で、気象庁は宮城県石巻市の漁港に2メートルを超える津波が来ていたとする調査結果を公表しました。

 先月22日に起きた福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震で、気象庁は津波警報を発表した宮城県と福島県に職員を派遣して、観測施設の周辺で津波の痕跡を調べたり、津波を目撃した住民の聞き取りをしたりしました。その結果、石巻市の小渕浜漁港では、プレハブに残った跡から2.1メートルの津波が来ていたことが新たに分かりました。また、仙台港では、気象庁の機械で1.4メートルの津波が観測されていましたが、目撃者の聞き取りの結果、場所によっては1.7メートルの津波が来たと推定できるということです。気象庁は「地形の影響を受けて、局所的に水位が上がった」などと分析しています。

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