「ラニーニャ現象」来春にも終息か 気象庁が公表[2016/12/10 00:25]

 南米ペルー沖の海水面の温度が平年よりも低くなるラニーニャ現象がこの秋から起きていますが、気象庁は、来年の春までに終息する可能性が高いとする観測結果を公表しました。

 気象庁によりますと、南米ペルーの沖合の太平洋の赤道近くで、平年よりも海水面の温度が低くなるラニーニャ現象が秋から起きています。ラニーニャ現象は、地球全体の大気の状態に変化を起こすため、一般的に世界的な異常気象となるといわれていますが、今のところ、大きな影響は出ていません。気象庁は、このラニーニャ現象が来年2月までに終わる確率は50%、来年3月から5月の間に終わる確率は70%という調査結果を発表しました。ペルー沖から西に吹いている貿易風が弱まりつつあることなどが原因だということです。

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