ノロなど感染性胃腸炎が猛威 全国で患者5万人超に[2016/12/13 17:48]

 ノロウイルスなど感染性胃腸炎が猛威を振るっています。全国の患者数は1週間で1万4000人以上増え、5万4000人に上っていて、国が注意を呼び掛けています。

 国立感染症研究所によりますと、4日までの1週間で、新たにノロウイルスなどの感染性胃腸炎にかかった患者数は少なくとも1万4000人以上で、患者数は全国で5万4876人に上りました。一医療機関あたりの患者数は17.37人となり、同じ時期としては2006年に次いで多かったということです。都道府県別では、宮城県、山形県のほか、東京や神奈川など首都圏でも増えています。感染研がノロウイルスの患者を調べたところ、多くは数年の間、流行していない型でした。また、報告された集団感染のうち、保育所や幼稚園が感染源とみられるケースがほとんどだったことが分かりました。感染研は、調理前や食事前に手洗いをしたり、仮に嘔吐(おうと)や下痢をした場合、適切に処理するよう呼び掛けています。

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