「自分に振り返ったら…」遺族ら死刑制度の維持訴え[2016/12/17 17:52]

 死刑廃止の是非などについて考えるシンポジウムが開かれ、被害者の遺族らが死刑制度の維持を訴えました。

 シンポジウムは、犯罪被害者の支援を行う弁護士団体が主催し、被害者の遺族や弁護士らが講演やディスカッションを行いました。2007年に愛知県で起きた、いわゆる「闇サイト事件」で娘を亡くした女性は、遺族の立場から死刑制度の必要性を訴えました。
 事件で娘を亡くした磯谷富美子さん:「あなたの娘や息子の命、愛する家族の命を奪った加害者に対しても死刑反対と言えるのでしょうか。他人事ではなく自分に振り返ったらどうだろうと、いま一度お考え下さい」
 死刑制度を巡っては、日本弁護士連合会が2020年までの廃止を目指す宣言を採択していて、弁護士の間でも意見が割れています。

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