音楽活動の大学生刺傷 警察庁長官「的確に対応を」[2016/12/22 23:45]

 東京・小金井市で音楽活動をしていた女子大学生が男に刺された事件で、警視庁が相談対応の不手際を認めたことを受け、警察庁長官が「的確な対応の徹底」を指示しました。

 警察庁・坂口正芳長官:「被害者の安全確保を最優先とした対処の基本を第一線に浸透させ、事案の認知の段階から迅速かつ的確な組織的な対応がなされるよう徹底して参りたい」
 今年5月、小金井市で男に刺された女性は事件前、警視庁へ「男から殺されるかもしれない」と相談していましたが、警視庁は誤って切迫した状況ではないと判断していました。このことを受けて警察庁は、こうした相談に的確に対応するよう全国の警察に指示しました。ストーカー被害の相談件数は去年、全国で2万件を超えています。22日の来年度予算案の閣議決定を受け、ストーカー対策などを強化するため、来年度から全国の警察官が886人増員されます。

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