津波で不明女児の遺骨を発見 震災から5年9カ月[2016/12/25 11:49]

 東日本大震災から5年9カ月。福島県大熊町で、津波に流されて行方が分からなくなっていた女の子の遺骨が見つかりました。

 汐凪ちゃんの父・木村紀夫さん(51):「『おかえり』と『申し訳なかったね』という(気持ち)ですね」
 父親の紀夫さんによりますと、今月22日、当時7歳の次女・汐凪ちゃんの遺骨が見つかったと警察から連絡があったということです。自宅から200メートルほど離れたがれきの中で見つかり、警察がDNAを調べて汐凪ちゃんだと分かりました。木村さんは毎月のように長野県から大熊町に戻り、行方を捜し続けていました。
 汐凪ちゃんの父・木村紀夫さん:「汐凪が自分で全部、段取りして出てきたのかなって。ずっと一緒にいたいって思いますね」
 木村さんは、汐凪ちゃんの遺骨を同じく津波で亡くなった妻の遺骨の横に並べて、また親子一緒に過ごしたいと話しています。

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