子宮頸がんワクチン未接種でも“体に痛み” 厚労省[2016/12/26 17:31]

 子宮頸(けい)がんワクチンを巡り、厚生労働省が新たな研究結果を公表しました。

 子宮頸がんワクチンを巡っては、接種後に体の痛みなどを訴える女性が相次ぎました。これを受け、厚労省の研究班が全国1万8000カ所の医療機関へ、同じような症状が3カ月以上続いている患者がいるかどうかを調査していました。その結果、接種していない女性にも症状が出る人がいたということです。人口10万人あたりにすると20.4人と推計されていて、接種した人の場合は27.8人と推計されています。厚労省は「この結果だけで、接種と症状の因果関係は判断できない」としています。一方、ワクチン接種後に副作用が出たとして国や製薬会社を提訴している女性の父親は、調査の結果を受けて「実態を全く反映していない調査が行われたという印象」と話しました。

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