地震損壊の阿蘇神社も新年準備 来年は平穏な年に…[2016/12/31 11:47]

 4月の熊本地震で神殿などが倒壊して大きな被害を受けた熊本県の阿蘇神社では、仮の参拝所が設置され、初詣客を迎える準備が進んでいます。

 (松田朋子アナウンサー報告)
 阿蘇神社は毎年、正月の三が日だけで10万人の参拝客が訪れていましたが、今年は地震の影響で大きく様変わりしています。神社の拝殿や国の重要文化財である楼門が倒壊したほか、3つの神殿が大きく損壊しました。その楼門は現在、雨などから資材を保護するための素屋根が取り付けられていて、約7年をかけて復旧する予定になっています。地震前の初詣の写真には地震で倒壊した拝殿が写っています。現在は解体され、仮の参拝所が設けられています。今までは拝殿に隠れていて見ることができなかった3つの神殿を目にすることができます。拝殿が完成するまでの今しか見られない光景です。
 阿蘇神社・内村泰彰権禰宜(ごんねぎ):「色んな意味で大変な年でしたので、新たな年の幸を願って、清々しくお参りして頂けたらと思います」
 今年は地震に加えて阿蘇では噴火もありましたが、それを乗り越えて、来年は平穏な一年を迎えられるよう多くの人が願っています。

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