請負業者が試験データ改ざん 都発注の下水管工事[2017/01/14 07:04]

 東京都が発注した下水道管の補強工事で、工事を請け負った業者が強度の試験データを改ざんしていたことが分かりました。

 東京都によりますと、問題の業者は「足立建設工業」で、老朽化した下水道管をモルタルで補強する工事を請け負っていました。その際、モルタルの強度を測った試験データを改ざんするなどして都に報告書を提出していたということです。去年11月、「足立建設工業が行っている工事で不正行為がある」と匿名で告発があったことから発覚しました。今のところ、過去5年の19件の工事で不正行為が判明していますが、いずれも工事前より強度は上がっているため、直ちに安全性に影響はないということです。都は「刑事告発も検討する」としています。

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