雪山で遭難したら…「体力と体温の温存」が一番大切[2017/01/17 17:00]

 万が一、スキー場などで遭難してしまった場合、どうすればいいのでしょうか。遭難時のノウハウも指導している山岳ガイドによりますと、一番大切なのは体力と体温を温存すること。そのために、穴を掘って緊急避難するのが大切だということです。穴はなるべく雪が適度に固まった「斜面」を探して、水平方向に掘ります。下向きに掘るよりも力が要らず、斜面を掘れば屋根も確保できます。自分のスキー板やスノーボードをスコップ代わりに使うと、道具がなくても掘りやすいということです。今回は無事、助かりましたが、実は木の周りは周辺に比べると温度が高く、予想できない空洞があることも考えられるので、注意が必要だそうです。穴ができたら木などに目立つ布などを結び、目印にしたり、また、携帯電話のバッテリーを温存するために通信時間を決め、使う時間以外は電源を切るなどすることが大切です。

こちらも読まれています