違法残業が去年の半年間で約4500カ所 厚労省が調査[2017/01/17 20:27]

 従業員に違法な残業をさせていた事業所が、去年の半年間で約4500カ所に上っていたことが厚生労働省の調査で分かりました。

 去年4月から9月までに全国の労働基準監督署は、過労死に関する労災請求があったなど従業員に違法な長時間労働をさせた疑いがある約1万カ所の事業所に立ち入り調査をしていました。その結果、従業員に違法な残業をさせていた事業所が4416カ所あり、このうち、最長で月100時間を超える従業員がいたのは2419カ所だったことが分かりました。他にも、残業代を支払っていなかった事業所は637カ所、長時間労働をした従業員に健康診断や医師の面談を受けさせていなかった事業所は1043カ所ありました。

こちらも読まれています