文科省天下り 嘘や口裏合わせ、調査で明らかに[2017/01/20 11:46]

 文部科学省の元局長の天下り問題で政府の再就職等監視委員会が調査結果を発表し、組織ぐるみのあっせんや一部の職員が証拠を隠蔽していたことを明らかにしました。

 再就職等監視委員会は文科省の人事課がおととし、元高等教育局長の早稲田大学への再就職をあっせんし、国家公務員法に違反していると発表しました。また、当時、人事課にいた職員など4人があっせんの証拠を隠蔽していたと認定しました。監視委員会の調査に対して嘘の回答をしたり、大学側と口裏合わせをするなどしていたということです。文科省の幹部によるあっせんの疑いは他にも37件に上り、このうち辞任した前川喜平前事務次官が関与したものが2件ありました。

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