“組織ぐるみ・隠ぺい” 文科省天下り調査結果[2017/01/20 10:30]

 文部科学省の元局長の天下り問題で政府の再就職等監視委員会が調査結果を発表し、組織ぐるみのあっせんや一部の職員が証拠を隠蔽していたことを明らかにしました。

 再就職等監視委員会は文科省の人事課がおととし、元高等教育局長の早稲田大学への再就職をあっせんし、国家公務員法に違反していると発表しました。また、当時、人事課にいた職員など4人があっせんの証拠を隠蔽していたと認定しました。文科省による組織ぐるみのあっせんの疑いは他にも37件に上り、このうち前川事務次官が関与したものが2件ありました。この問題を受けて20日午前、文科省の松野大臣は幹部職員を集めて訓示しました。文科省はこの後、幹部と職員など合わせて9人の処分内容や再発防止策を発表します。

こちらも読まれています