NHK 受信料着服など受け 管理職21人を処分[2017/01/20 22:48]

 NHKは、職員が受信料約51万円を着服したほか、記者が業務用のタクシー券を不正使用するなどした問題で、管理職21人を処分しました。

 NHKによりますと、横浜放送局営業部に所属していた40代の男性職員はおととしから去年にかけて、受信料約51万円を着服していました。男性職員は、自分と同じ名字の契約者を選んで嘘の解約伝票を作り、自分名義の銀行口座に過払い金を入金していました。男性は去年10月にNHKから聞き取り調査を3回受けた後、死亡したということです。また、福島放送局の20代の男性記者はおととし7月から去年9月までに、約150回にわたって業務用のタクシー券を不正使用していました。早朝や深夜の勤務手当についても不正に受け取っていて、タクシー券と合わせて不正総額は約25万円に上っています。この2つの問題を受けて、NHKは20日付で管理職の21人について減給や訓告、厳重注意などの処分にしました。NHKは受信料の解約について、手続きのルールを変えるなど再発防止策を進めるとともに、全職員を対象に緊急の勉強会を行うということです。

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