高齢ドライバーが免許返納しやすい街へ 埼玉県警[2017/02/01 09:39]

 全国で相次ぐ高齢ドライバーの事故を受けて、埼玉県川越市で高齢者が運転免許を自主返納しやすい環境づくりを考える研究会が開かれました。

 先月31日に埼玉県警川越署で開かれた研究会には、警察幹部や市と民間のバス会社の職員らが参加しました。研究会では運転免許を自主返納した高齢者に対して、バスの料金を値下げすることができないかなど支援策が話し合われました。また、川越市内は農村部も多いため、車が生活に欠かせない高齢者への対応も協議されました。全国の交通事故の死亡者数は去年、67年ぶりに4000人を下回りましたが、高齢ドライバーによる死亡事故の割合は10年前と比べてほぼ倍増しています。埼玉県警の後藤秀明交通部長は「悲惨な事故を1件でも減らしていきたい」としています。

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