“未曾有”熊本地震後2kmにわたり地層が1.5m横滑り[2017/02/21 12:47]

 熊本地震の後に一時的にお湯が出なくなった熊本県阿蘇市の温泉地で、断層の動きとは異なる地層の横滑りが起きていたと九州大学の研究チームが発表しました。

 九州大学の研究チームによりますと、内牧温泉地域では熊本地震によって地下約50メートルの地層が液状化現象を起こし、北西方向へ約1.5メートルほど水平に横滑りを起こしたとしています。横滑りは少なくとも約2キロの範囲に及び、このため温泉の井戸が曲がって壊れ、一時的に止まったということです。温泉の泉源に影響はなく、掘り直せば温泉が湧くとしています。2キロにもわたる地域が水平方向に約1.5メートルも移動したのは前例がないとしています。

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