多発する高齢者の踏切事故 警視庁が緊急対策会議[2017/02/23 09:34]

 東京都内の踏切で高齢者が電車にはねられて死亡する事故が相次いでいることを受け、警視庁が鉄道会社などと緊急の対策会議を行いました。

 10日、東京・葛飾区の踏切で自転車に乗って渡ろうとしていた男性が電車にはねられるなど、今月だけで都内で3件の死亡事故が発生しています。死亡したのはいずれも高齢者で、踏切内に取り残された状態だったということです。こうした状況を受け、警視庁は22日、都内の鉄道会社の代表者らと緊急の事故防止対策会議を開きました。会議では、踏切内に人や物などが取り残された場合に素早く検知して対応できる装置を設置することや、事故原因究明のため電車の先頭車両にカメラを付けることなどが話し合われました。警視庁交通規制課の川上薫課長は「原因を追究し、踏切交通事故の絶無を目指しましょう」などと呼び掛けていました。

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