猛毒サリン散布を想定 羽田空港でテロ対処訓練[2017/02/23 09:36]

 東京の羽田空港で、猛毒のサリンがまかれるテロが発生した想定で警視庁が対処訓練を行いました。

 訓練は22日午後、羽田空港第2ターミナルの出発ロビーで行われ、空港職員や警察官など約35人が参加しました。訓練では、警備員の連絡を受けた警視庁の羽田空港テロ対処部隊などが負傷者の救助やサリンの除染をシミュレーションしました。海外の国際空港では去年、ベルギーのブリュッセルやトルコのイスタンブールで爆破テロが発生し、多くの死傷者が出ました。東京空港署の前田敦署長は「羽田空港の利用客は去年、7000万人を突破し、今後も増加する見込みだ。テロのリスクが高まるなかで、東京の表玄関である羽田空港の治安対策に万全を期していきたい」と話しました。

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