飲酒運転での死者が16年ぶりに増加 25%が巻き添え[2017/02/23 18:11]

 去年、全国の飲酒運転での死者数が221人となり、16年ぶりに増加に転じました。このうち、4分の1が巻き添えの形で亡くなっていました。

 警察庁によりますと、去年、交通事故による死者数は3904人で、67年ぶりに4000人を下回った一方、飲酒運転での死者数は221人と前の年から16人増えました。厳罰化に伴って、減少傾向にあった飲酒運転の死者数が増えるのは16年ぶりです。このうち、歩行者など巻き添えの形で亡くなった人は56人でした。飲酒運転による死亡事故率は、それ以外の場合と比べて8倍以上高く、二日酔いの運転手が死亡事故を起こしたケースもありました。居酒屋など飲食店で飲酒した後の事故が6割ほどを占めています。警察庁は改めて、飲酒運転根絶に向けた摘発や指導を強化するとしています。

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