築地市場の仮設建築物 35棟が期限切れで違法状態[2017/02/24 05:58]

 築地市場にある立体駐車場など35棟の建物が、使用許可の期限が切れた違法状態であることが分かりました。

 違法状態の仮設建築物は、1991年から1998年にかけて建てられた正門の立体駐車場など35棟です。東京都によりますと、35棟は当時、進められていた築地市場の再整備のため、施設の一時的な移転先として建設されました。その後、再整備は中断されましたが、市場業務に必要だとして、そのまま使われていました。仮設の建築物には建築基準法で使用許可に期限がありますが、35棟は2005年5月から期限が切れていました。都は点検の結果、「安全性に問題はない」としています。今後、許可の更新をしなかった経緯を調べ、速やかに更新手続きを行う方針です。

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