東京五輪の聖火リレー 47都道府県を回ることが前提[2017/02/24 23:44]

 東京オリンピック・パラリンピックの聖火リレーについて検討する委員会の初会合で、組織委員会の布村幸彦副事務総長は「聖火が47都道府県を回ることが前提だ」という見解を示しました。

 委員会は開催前に大会の機運を盛り上げる聖火リレーについて、ルートやどんな人が走るかなどの基本方針を検討するもので、女優の泉ピン子さんや元シンクロ選手の武田美保さんらが委員に選ばれています。
 泉ピン子委員:「復興五輪ということで、お母さん、お父さんを亡くした子どもさんが大きくなって、お父さんでもお母さんでも『僕は聖火リレー走ったよ』という一つの何か夢になったらなと」
 林真理子委員:「地方の子どもにとって聖火が町を走るというのは強烈な思い出でございまして、私はやっぱり、全国のお子さんたちにその感動をもう一回、味わって頂きたいなと」
 組織委員会の布村副事務総長は「47都道府県を回ることが前提だ」と述べ、聖火リレーは東日本大震災などの被災地を含むすべての都道府県を通るという見解を示しました。IOC(国際オリンピック委員会)のルールでは聖火を分けて運べず、期間は100日以内と定められているため、今後、どのようにルートを調整していくのかが焦点になります。

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