いじめ認知が過去最多、小学校は暴力行為急増[2017/02/28 22:00]

 小中高校でのいじめの認知件数が2015年度は22万5000件を超え、過去最多となったことが文部科学省の調査で明らかになりました。

 文科省の2015年度「児童生徒の問題行動調査」によりますと、いじめの認知件数は22万5132件で、過去最多だった2012年度を約2万7000件上回りました。認知件数が急増した理由について文科省は、積極的にいじめを把握するよう国が通知を出したことにより、学校がいじめを認知し、公表するケースが増えたためと説明しています。小学校は約15万1700件と前の年度よりも3万件近く増加し、中学や高校に比べて増加率が高くなっています。また、小学校では暴力行為の加害児童の数も40%増え、特に1年生と2年生は70%を超える増加率でした。文科省は、小学校低学年で感情のコントロールが難しい児童が増えていると分析しています。

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