“水面下交渉メモ”? 都議会百条委員会に提出[2017/03/12 00:31]

 東京都議会の百条委員会で証人喚問が始まり、豊洲市場の土地の購入を巡って、浜渦武生元副知事の指示で行われたとされる水面下の交渉を記したメモの存在が明らかになりました。

 メモは、東京ガス側が委員会に提出したものです。2000年12月に浜渦氏の部下だった都の職員が東京ガスとの交渉の際に、土壌の問題を巡って「土地の値下がりをカバーするために石原知事の安全宣言で救済するから結論を出せ」などと話したと書かれているということです。一方で、証人喚問された都や東京ガスの元幹部らは、メモについては「知らない」と証言しました。交渉の担当者として名前が挙がった当時の都の職員もANNの取材に「安全宣言なんて全部、作業が終わらないとできない」と内容を否定しました。また、石原元知事が会見で「就任時に豊洲移転は既定路線だった」と話したことについて、都の大矢元市場長は「誤解していると思う」などと述べました。

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